不妊治療

卵巣過剰刺激症候群(OHSS)の治療に関するご質問

 

Q,OHSSの治療にテルロンを使用することはありますか。
カバサールはよく聞くので、気になりました。
よろしくお願いします。

A,テルロンとカバサールは共に高プロラクチン血症の治療に使われます。
ただし卵巣過剰刺激症候群(OHSS)の治療に使われるのはカバサールのみです。

「当院で行っている不妊症治療について」 という題で講演

製薬会社の人たちの中にはMRと呼ばれる人たちがいます。
この人たちは医師に自分の会社の製品についての情報提供をするのが役目なのですが、診療内容についても勉強をする必要があるので、会社の中で勉強会を開かれています。
17日に私は、とある製薬会社に出向き、「当院で行っている不妊症治療について」という題で講演をしてまいりました。
不妊治療の中でも体外受精に至るまでの不妊症治療について講義をさせていただきました。
みなさんにとても熱心に聴いていただけたので、お正月返上でスライドを作成した甲斐がありました(笑)

子宮体癌予防に不妊治療を考えるならルトラールより、低容量ピルが望ましい。

多嚢胞性卵巣の患者さんからのご質問

Q,多嚢胞性卵巣でルトラールを二年服用しています。
子宮体がん予防の為にはルトラールで毎月生理を起こさせるよりも
低用量ピルの方が良いと聞きました。
ルトラールとピルどちらが良いのでしょうか?

A,多嚢胞卵巣の患者さんはそうでない人より将来子宮体癌の発生率が若干高くなることが知られています。その原因としてエストロゲンとプロゲステロンという2つのホルモンの比率が問題だと指摘している研究者もいます。

その観点から考えればホルモン剤で消退出血をおこすものであれば、ルトラールでも低用量ピルでもどちらでも大差がないと考えられます。
それよりもルトラール内服では排卵が抑えられないので、卵巣内に未熟な卵胞ができてしまうことが問題だと私は思います。この未熟な卵胞が将来排卵誘発治療をしたときに邪魔になる可能性が高いと思われます。
ですから将来の不妊症治療を考えるなら低用量ピルの方が望ましいと思います。

不妊治療 多のう胞性卵巣の方の血栓症のリスクはそうでない人に比べ高い

 

昨日の警察病院での勉強会での内容ですが、

不妊治療患者の病態 「多のう胞性卵巣」
「多のう胞性卵巣」の患者さんたちが、若いころから、血栓症のリスクが多のう胞性卵巣でない人に比べ、高いという論文を読みました。

「多のう胞性卵巣」とは排卵がうまくできなくて、排卵誘発治療を必要とする病態です。
血栓症の予防する方法としては、現在のところ低容量ピルの内服が効果があるようです。

女の子、男の子の産み分けについて

Q,女児がほしいのですが、産み分ける方法というのはあるのでしょうか?


A,女児を産み分ける手段としては、パーコール法と言って女児を作る精子を選別する方法があります。しかしこの方法は、男児を産むと遺伝性の病気を発病する可能性がある方に限られています。またこの治療法を受けるために申請をして許可をうける必要があります。
そういう病気と関係のない方は、この方法による治療は許可されないだろうと思います。