性感染症(性病)について
性感染症は、「かゆみ」や「おりものが多い」などの自覚症状がある方もありますが、その種類によっては自覚症状がほとんど無い方もあります。 コンドームをつけずにセックスしたり、複数のパートナーがいるなどの方は、性感染症にかかる可能性が高くなることがあるので、たとえ自覚症状がなくても、検査を受けることが望ましいでしょう。
主な性感染症の種類と特徴
クラミジアと淋病
自覚症状は特になく、おりものが多くなる程度です。 感染に気づく人が少なく潜在的な患者が何倍もいるのでは ないかといわれています。
治療方法は特殊な抗菌剤を使用して治療します。
又、放っておくと不妊症を引き起こす場合がある為、 疑いのある方は受診される事をおすすめします。
ヘルペス
性的接触後3~10日で、外陰部に小さな水泡や潰瘍ができ、2~3週間はかゆみや痛みをともなうのが特徴です。
治療方法は ヘルペス用の抗ウィルス剤を投与します。
尖圭コンジローム
感染2~3カ月後、外陰部、肛門の周囲などに米粒大~小豆大の腫瘍が多発します。 腫瘍の尖端はとがっており、鶏のとさかや花キャベツのようにも見える独特の形をしています。 痛みや痒みはほとんどありませんが、放っておくとどんどん大きくなり、性交時などに出血し、 痛むこともあります。
治療方法はコンジローム用の軟膏を使っていただきます。
AIDS
感染後すぐに発症するわけではなく、平均8~10年の潜伏期間があります。 この間を一般にキャリア(保有者)といいますが、性交渉や血液を媒介として感染させる能力を有します。 疑いのある方は、産婦人科などの診療所(有料)や保健所(無料)で検査を受ける事をおすすめします。
性感染症予防について
当クリニックでは、診療を受けられた方に性感染症の予防方法を指導しています。